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福島の英雄達~スペインの「アストゥリアス皇太子賞」

本年度のスペインの「アストゥリアス皇太子賞」(平和部門)を東京電力福島第一原発の事故対応にあたり事故に立ち向かった自衛隊員、警察官、消防隊員が受賞しました。「逆境の中での日本人の勇気と責任感」が世界に認められたのです。

10月21日(木)スペイン北部オビエドのカンポアモール劇場で授賞式がありました。授賞対象となった人は3グループに分かれ、現場対応にあたった東京電力従業員や関連の作業員、原子炉の冷却作業で放水にあたった消防隊員と、原子炉上空からのヘリコプターによる海水散布をした自衛隊員や、高濃度の放射能汚染で立入禁止区域に指定された地域からの住民避難に尽力した警察官の方々でした。

授賞理由は、「彼らは自らを犠牲として、津波による核災害がその壊滅的影響を何倍にも拡大させることを阻止した。自らの身にも深刻な影響がもたらされる恐れも顧みず、彼らは決断を下し、人としての最も崇高な価値を示した」と説明している。

この賞は福島第1原発事故で初期対応にあたったすべての自衛隊員、警察官、消防隊員に与えられた賞ではありますが、代表として東京消防庁から1名、警察官から1名、自衛隊員から2名、福島県警から1名の計5名が出席しました。

皇太子は授賞式で「フクシマの英雄たちの勇気と強さに感銘を受けました。献身的精神は世界の模範であり心から敬意を表します」と述べた。画像は次のものをどうぞ。1

横に並んでいる順に左から東京消防庁の冨岡豊彦消防司令、警視庁の大井川典次警視、陸上自衛隊岩熊真司1佐、陸上自衛隊の加藤憲司2佐、福島県警の渡辺正巳警視です。

冨岡豊彦消防司令は3月18日に現地入りし、福島原発3号機への連続10時間以上の放水を成功させる一翼を担った消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー)の司令長です。

警視庁の大井川典次警視(警視庁警備2課課長代理)は3号機への放水を現場で指揮しました。
福島県警の渡辺正巳警視(前双葉署長)は事故発生当時、住民の避難誘導にあたりました。

陸上自衛隊(陸上自衛隊中央特殊武器防護隊長)岩熊真司1佐は、福島第一原発で地上からの放水や除染活動を指揮しました。陸上自衛隊の加藤憲司2佐(第1ヘリ団第104飛行隊長)はヘリからの放水を指揮しました。

5人の代表として東京消防庁の冨岡豊彦消防司令(48)が「フクシマの英雄たちという称号は全日本国民に対するものと確信しています」と述べると、会場から大きな拍手がわいた。

映像がありましたので追加します。

この大災害の中でも、冷静に日本を守った警察官、自衛官、消防隊の皆さん本当におめでとうございます。

そしてこの賞は自衛隊員、警察官、消防隊員だけに与えられたものではなく、この大災害の被災者の一人一人の皆さんのけなげさと気丈さと潔さと献身をも称えるものだと思います。被災者の皆さん、世界中が応援しています。負けないで下さい。

さらには、この栄誉は、被災者達を支えた、名も無きボランティアの方々や寄付をしたすべての方々が示した「人間の善意」に与えられた賞だと思います。

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