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2011年11月の4件の記事

台湾から日本へのラブレターpart2~台湾映画「海角7号」君想う、国境の南

この映画、一言で言うとラブストーリーです。そしてもっと強烈に「種明かし」をすると、この映画は台湾という国からの日本という国に向けられた愛の告白映画です。

もちろん内容は主人公のファン・イーチェンと日本人の友子(田中千絵)がいろいろな葛藤を経て結ばれるというラブストーリーであります。しかしその話ならそこら辺にいっぱいあるラブストーリーの映画に比べると見劣りがします。

恒春の付け焼き刀のようなバンドは、中孝介のコンサートの前座を務めるべく練習をしますが、たった2曲の曲がうまく演奏できません。本番は迫る、うまくはならないバンドに愛想をつかした友子は激怒し、日本へ帰ろうと荷物をまとめホテルを出て行こうとします。そこに、バンドのメンバーでもある80歳くらいのおじいさん(月琴の演奏者で台湾の人間国宝)が今夜結婚式があるのでそれに出てくれないかとやってきます。

友子は出席することで、帰国は思いとどまり、その夜、おお酔いをしてファン・イーチェンの家に行きます。そして家の窓ガラスに靴を投げたり、扉をどんどんと叩き泣き叫びます。

「なんで私をいじめるのよ!遠く故郷(日本)を離れ異国の地で一生懸命がんばっている女の子をどうしていじめるのよ!」と。

そして酔いが回り道路に寝てしまいます。そこに家に帰って来たファン・イーチェンに見つけられ抱きかかえられて家の中に入ります。友子はファン・イーチェンのベットで寝ています。

そのシーンの間に結婚式に参加した人達が酔いに誘われて海辺にでて月を見ています。その月は60年前の引揚げ船から手紙を書いている日本人に変わります。そしてその日本人は船の甲板に立っています。そしてその手紙が日本語でナレーションされます。

「夕方日本海に出た。昼間は頭が割れそうに痛い。今日は濃い霧が立ち込め僕の視界を遮った。でも今は星がとてもきれいだ。覚えているかい?

君がまだ中学一年生だった頃、天狗が月を食う伝説を引っ張りだして月食の天文理論に挑戦したね。君に教えておきたい理論がもう一つある。君は今見ている星の光が数億光年の彼方にある星から放たれている事を知っているかい?ワー。数億光年前に放たれた光が今僕達の目に届いているんだ。数億年前台湾と日本はいったいどんな様子だったろう。山は山、海は海、でもそこには誰もいない。

僕は星空が見たくなった。うつろいやすいこの世で永遠が見たくなったんだ。台湾で冬を越すライ魚の群れをみたよ。僕はこの思いを一匹にたくそう。漁師をしている君の父親が捕まえてくれる事を願って。友子、悲しい味がしても食べておくれ。君にはわかるはず。君を捨てたのではなく、泣く泣く手離したという事を。皆んなが寝ている甲板で低く何度も繰り返す、捨てたのではなく、泣く泣く手離したのだと」

このナレーションの間中、台湾人が歌う日本の歌がBGMとして流れています。

この映画がヒットした理由はここにあります。たった二人の恋愛に見せながら実は日本という国が台湾という国を愛しているにも拘わらず、泣く泣く手離したのだよ。と語っているのです。これは台湾の人からすると日本からそういわれたらハートを奪われると言う事です。そしてこの映画は台湾映画史上「タイタニック」に次ぐ興行成績なのです。

台湾の人は今現在まさにこの気分なのでしょう。

映画はその後、ファン・イーチェンの家で田中千絵演ずる友子がその手紙を見て「この手紙は大事なものよ。必ず届けて」といい、その言葉でファン・イーチェンはまた海角7号という昔の地名を尋ね、尋ねそして本当のもう年老いた友子さんに届けられる事になります。そしてその老女の顔は映りません。

この映画には、人物はいらないというか、特定した誰かではないのです。そしてその日本に対する恋情にたくさんの台湾の方が共感したということは、それだけ台湾の方が日本を愛して、愛しているということなのだと思います。


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台湾から日本へのラブレター~台湾映画「海角7号」君想う、国境の南

東日本大震災に台湾は200億円もの巨額の義援金を送ってくれた。人口2300万人、平均所得が年約2万ドル(日本円にして約160万円位)ほどの台湾がアメリカと同じ位の金額を贈ってくれたのだ。ありがたいと思うと同時に何故そんなに支援するのかよくわからなかった。台湾の義援金についてはコチラをどうぞ。熱い募金活動の様子がわかります。

これは、1999年の台湾中部大地震で日本がいち早く支援をしたことに対する「お返し」だとか、親日だからとかいろいろ言われました。しかし、そういったお歳暮に対するお返し的発想ではない熱情がよくわかりませんでした。

それを探るべく、その答えを知るかもしれないと思い、台湾でアメリカ映画「タイタニック」に次ぐ興行成績を上げたという映画「海角7号」』(原題:海角七號)をレンタルDVDで見て見ました。この映画は2008年8月に台湾で公開された、范逸臣(范逸臣)と田中千絵主演の台湾映画です。中孝介も出演しています。映像は次のものをどうぞ。

最初に日本語で「友子‥‥」とはじまりますがこれがなんと日本上映用に直したものではないのです。初めから
日本語なのです。これが台湾映画の始まりなのです。

内容は、日本統治時代であった1940年代、台湾最南の町恒春に赴任した日本人教師が、日本名小島友子という台湾人の教え子と恋に落ちる。 第二次世界大戦の終戦の後(1945年)、駆け落ちを約束していた友子を台湾の港に残して、彼はやむを得ず内地に戻る引揚船に乗った。そして、日本への7日間の航海で毎日恋文を書き綴るのです。

見ていない方ごめんなさい。でもこの映画そんな昔の恋愛を描いた映画ではありませんでした。上記の説明は大きな骨の部分であるだけです。日本人教師も、そして友子もはっきりとした映像はありません。意識的にはっきりさせていないのです。それについてはまたあとで。

実際の物語は、1945年から60年後、台湾の恒春(地名)で日本の歌手=中孝介のビーチコンサートが行われる。その前座として恒春在住の人達がバンドを組んで歌うというものでした。バンドのメンバー集めから始まりました。そのマネージャーが、たまたま台湾に行っていたファッションモデルの友子(先の友子とは関係ありません)でした。

ボーカル担当の范逸臣ファン・イチェンは郵便配達員で、その中に海角7号(地名)宛ての郵便物を見つけます。しかしその地名はもう使われていなくてどこへ届けていいかわからず、彼は中を開けて見てみます。それは日本語で書かれていて彼には読めません。

その内容は映画のところどころに散りばめられていて、過去と現在がクロスします。現在の物語ではその郵便配達員と友子(田中千絵)の恋愛が描かれています。そして結ばれた二人。友子はその郵便を読んでしまいます。その内容は60年前の日本人教師の娘が、死亡した父親の遺品から投函できなかった恋文を発見し、台湾に届けようと郵送したものだった。
                                                          to be continud 

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日本の裏社会~底知れぬ「銃社会」

日本には銃を所持している人はいないと、多くの日本人はそう思っている。しかし、裏社会はまったくその逆なのである。

それでは日本にはどれくらいの数の銃があるのか?警察関係者によるとあくまで推計で5万丁以上が違法に保管されていると言われている。現在わが国の暴力団構成員は8万~9万人いる。組員一人一人が1丁づつ持っていたとしたら、それだけで8万~9万丁となる。

また、その暴力団の周辺で暗躍している準構成員=企業舎弟、フロント企業などの暴力団関係者を加えるととてつもない数になるはずだ。

暴力団組織の一部では、組織が数千丁を確保し、最高幹部が保管責任者となって、いざ抗争という事態になれば組員一人一人に貸し出すシステムになっている。また拳銃を保管するのは「武器庫」と呼ばれる秘密の場所で最高幹部らの知人名義で借りられたマンションや倉庫、貸金庫、犬小屋、さらには土の中に埋めて保管している場合もある。

ある有力組織では数千丁の拳銃と数十万発の弾丸をワンセットとして一つの「武器庫」に保管していると言われている。要はその何倍もの銃があるのだが、大量の銃を一箇所に隠しておくと、警察の一斉摘発の時に、一網打尽にすべて押収されてしまう為、何セットにも分けて、傘下組織に分配して、各組織の「武器庫」に保管しているといわれている。

現在抗争の起きている地域はない。だが暴力団世界はいつ何が起こるかわからない。その為に常時、それに備えた準備はしておかなければならない。組織の力は銃の数に比例する。銃が多いと優位に立てるためだ。

そして銃にはこの組織が管理する拳銃などのほかに暴力団組員が個人的に調達する「マイガン」と呼ばれる拳銃がある。この数はまったく把握できず、推計として算出できない。

銃は全国的に拡散していて、その銃口は一般市民にも向けられている。一例として皆さんの記憶にも新しい平成19年4月17日長崎市長射殺事件がある。概要は次のとおりだ。

19年4月15日、長崎市長選挙が告示され、4選を目指す現職の伊藤一長氏と新人3人のあわせて4人が出馬した。4月17日午後7時51分、選挙運動の遊説をしていた伊藤氏がJR長崎駅近く(長崎市大黒町)の自身の選挙事務所前に到着した。待ち構えていた記者たちと会見を開く予定だったため、事務所スタッフが記者らに市長が帰ったと告げた直後の午後7時51分45秒ごろ、男に銃撃され死亡した。

男は山口組系の指定暴力団水心会の幹部(会長代行)城尾哲弥(59)だった。逮捕された際、20発程の弾丸を所持していた。報道によると、市が発注する公共工事を巡って市を恨んでいた。また資金源にしていた知り合いの建設業者に市が融資制度を適用しなかったことなどに不満を持ち、14年から市へ抗議をしていた。また、自身の運転する車が市の発注した道路工事現場で事故を起こした際に車両保険が支払われなかったため、逆恨みをしていたと報道されている。城尾哲弥も在日朝鮮人である。


平成19年にはその後4月20日東京都町田市発砲立て籠もり事件が発生した。内容は次のとおり。
極東会系金原組員、竹下祐司が神奈川県相模原市内の路上で同じ組員の男性を射殺した後、事件現場近辺の町田市の自宅である、都営アパートに立てこもった。

同年、5月17日には愛知県長久町で拳銃発砲籠城事件が発生した。
元暴力団員大林久人(54)は、元妻に復縁を断られてトラブルとなり、通報で自宅に駆けつけた同県警の警察官や長男、次女に発砲して重傷を負わせ、元妻を人質に籠城。取り囲んだ警察官に発砲し、特殊急襲部隊員だった林一歩(かずほ)警部(当時23歳)を射殺した。

同年、12月14日には長崎県佐世保市のスポーツクラブ乱射事件が発生している。内容は次のとおり。
午後7時10分頃、スポーツクラブ「ルネサンス佐世保」に散弾銃を持った男=馬込政義が入店した。馬込はプールに直行すると、無言で散弾銃を発砲し始めた。プールで小中学生を指導中だった26歳の女性インストラクターは、生徒を誘導して事務室に逃げ込もうとしたが、先回りした馬込は水着姿の女性インストラクターに向けて至近距離から発砲し、左脇腹に致命傷を負わせた。

さらに、ロビー近くで犯行を制止しようとした36歳男性にも数発発砲した。女性インストラクターと36歳男性は、運ばれた病院で死亡が確認された。また、大人4人と女子小学生2人が被弾し、重軽傷を負った。映像は次のものをどうぞ。

その後馬込は自殺をして事件は終わった。馬込は佐賀県鳥栖市の銃専門店で銃を購入している。この際に購入したベレッタAL391を犯行時に使用している。馬込は19年9月までに散弾銃3丁と空気銃1丁を購入しており、警察には競技射撃と狩猟に用いると届け出ていた。暴力団ではなかった。この事件がきっかけとなり、20年11月28日改正銃刀法が成立する事となった。

これらの事件は次の2つを明確に示している。

1、暴力団はかなりの数の銃を持っている。そして使おうと思えばすぐ使える状態にあるという事。
2、一般人でも銃を持つことが簡単である事である。

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TPPは見送れ!

TPP問題については菅総理時代の2011年2月11日に「平成の開国-TPP」として書きました。現在野田総理が11月12日からのAPECで参加を表明するといいながら、国内では盛んな議論がされています。本末転倒です。そういえば消費税10%も世界で公約していましたね。野田総理にとっては議会とは何なんでしょうか?

「平成の開国-TPP」は、今のようにたくさんの方がたが読んで下さるブログでは無い時に書きました。しかしまだこの問題は大きく話題になっています。それで手を入れずに再掲させて頂く事としました。中に出てくる「菅総理」という言葉に気分が悪くなるようでしたら、ここでお止め下さい。それでは。

アメリカのオバマ大統領が1月25日に一般教書演説を行いました。これは日本でいえば念頭に総理大臣が行う施政方針演説にあたりますが、この中で「米国をビジネスに最適の場とする」と言う事をいっていました。しかしそれを行う、アメリカの経済回復の源は何なのでしょうか?

それは輸出です。そしたらどこに輸出するのでしょうか?それが今話題のTPP(環太平洋戦略的経済連携協定=環太平洋パートナーシップ協定とも呼ばれる)への参加です。

TPPは2006年5月にチリ、シンガポール、ニュージーランド、ブルネイの4ヶ国で行われたのが始まりです。この当時はまだ大国と言える国はいませんでしたが、その後、アメリカ、オーストラリア、ペルー、ベトナムの4ヶ国が参加の意思を表明して、交渉を開始しています。つい最近になって、マレーシアも参加の意思を表明しました。これらの国が全て参加すれば、TPPは9ヶ国の自由貿易圏になります。

そして10月になって菅政権は、「わが国もTPPへの参加を検討する」と表明しました。そしてこの事を称して菅総理は「平成の開国」と呼びました。詳しくはコチラをどうぞ。

でも皆さん、参加国を見て下さい。

チリ・シンガポール・ニュージランド・ブルネイ・ペルー・ベトナム・マレーシアとアメリカ、日本、オーストラリアの十ヶ国です。ユーロ圏も中国も韓国もロシアも入っていません。参加予定国のGDP割合は以下のとおりです。
        
    アメリカ         67%
    日本           24%
    オーストラリア     4.7%   
    その他(7か国)     4.2%    詳しくはコチラをどうぞ。

これでは実質、日米の2国間貿易です。でも日本は対米輸出を伸ばせません。なぜなら円高ドル安で儲からないからです。TPPによって米国は関税を撤廃すると言っていますが、そんな恩恵はドル安による為替損でたちどころに消えてしまいます。米国はTPPで輸出を4年で2倍に拡大すると言っているのです。雇用は日本ではなく米国内で生まれるのです。その間、日本の農業は壊滅的打撃をうけると思います。菅総理はこれに乗り遅れると韓国経済が発展している今、また日本だけが遅れてしまうような錯覚を国民に与えています。実はこれに乗ると菅政権は倒れるので関係ないかもしれませんが、次代の日本政権はこの条約に苦しめられる事となると思います。

オバマ大統領は日本でも人気の政治家です。
しかしオバマ大統領はアメリカの大統領なのです。アメリカの国益を守る立場の人なのです。

売る物が無い日本に対して、ドル安のアメリカ産牛肉が大量にやってきます。野菜だってやってきます。アメリカでは雇用が改善されて行きます。しかし日本はデフレさえも一緒に輸入するかもしれません。これが続けば日本の農家は潰れると思います。

くしくも知ってかしらずか、日本が江戸時代終盤の開国時にアメリカをはじめとする諸外国から武力による「不平等条約」を結ばされました。それが日本の開国でした。その不平等さえ踏まえて発した「平成の開国」なら意味はとおりますが、暗愚としかいえません。

菅総理、あなたはただ黙ってなにもしないほうが国益を失わないような気がします。何もしなくても解散総選挙が行われると思います。それまでTPPは待ってはどうでしょうか?以前は毎日のように発表されていた内閣支持率も発表されなくなりました。

2月13日現在の内閣支持率は19.9%だそうです。出典はコチラです

とにかく菅総理、あなたは寝ていてもよいから何もしないで下さい。
あなたが何かをすると「嵐」がおきます。あなたは平成の「嵐を呼ぶ男」だと思います。

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