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暴力団排除条例-「ミンボーの女」part2

また暴力団は、表向き普通を装った会社を経営しだしました。これが「フロント企業」といわれるものです。そしてフロント企業の建設会社は国や県や地方の公共事業の入札にも参加しだしました。また、企業の中の役員に女を抱かせていいなりにさせるだの、企業に対する巨大クレーマーなどになり、一流企業を常に狙いだしました。ここに新たな一般企業の危機、いや社会の危機が生まれる事となりました。

しかしこの一般企業の事業主が実際に暴力団と戦うという事はただ事ではありません。日本の裏社会~底知れぬ「銃社会」で書きましたが暴力団は銃をもっているのです。そして殺人をいとわない集団なのです。「暴排条例」はその銃口を一般市民に向ける事にもなってしまったのです。

一例です。九州の福岡では2010年4月に「暴排条例」が施行されましたが、2011年11月27日に一般人が射殺されるという事件が発生してしまいました。

殺されたのは北九州市小倉北区の建設会社「博新建設」の会長内納敏博(うちのう・としひろさん)(72)です。 

福岡県警によると、2011年の福岡県内の発砲は内納さんで18件と全国最多。うち9件は建設、土木などの業者が狙われた事件だそうです。背景には工事をめぐる利権があり、捜査関係者によると、建設業者などに求める“あいさつ料”は暴力団の有力な資金源となっており、フロント企業を工事の下請けに入れるよう要求し、設計金額の数%を懐に入れる図式になっているのだそうです。その中で、内納さんは暴力団の要求を頑としてはねつけていたそうです。全国で暴力団排除条例が整備され、暴力団に対する締め付けはさらに厳しくなりました。捜査幹部の一人は「事件は暴力団排除運動の流れへの反発として起きたと思う。追い詰められた暴力団の焦りの表れではないか」と話しているそうです。

この中で言われる射殺した暴力団とは九州誠道会(福岡県大牟田市)の事です。現在この九州誠道会と福岡県久留米市の道仁会は抗争状態にあります。九州誠道会はカラシニコフ=AK-47として知られる全自動発射可能な自動小銃を持っていると言われています。一方道仁会側はマシンガンやイスラエル製機関銃を所持しているといわれています。

こういった事態に対し「暴排条例」は有効な対案なのでしょうか?

話は変わりますが、皆さんは伊丹十三監督の映画「ミンボーの女」をご存知でしょうか?この作品は1992年 宮本信子主演で製作されました。すでに20年も前に伊丹監督は企業と暴力団との戦いを描いているのです。映像は次のものをどうぞ。

その中で企業人が暴力団といかにして戦うかが細かく描かれています。この戦い方は現在「暴排条例」の中にある対処法とほとんど同じです。

しかしこの映画の後に伊丹監督は自宅の近くで刃物を持った5人組に襲撃され、顔や両腕などに全治三ヶ月の重傷を負う復讐を受けました。

警察は現場の車より山口組(稲川組)系後藤組の犯行であることを突き止めました。そして5人の組員が4年から6年の懲役刑となりました。その後、伊丹監督は1997年、最後の作品となった「マルタイの女」宮本信子主演を撮りますが、内容は創価学会とヤクザの関係を取り上げたものでした。そしてその年の12月に突然伊丹監督はビルから飛び降り自殺をしてしまいました。しかし前述の経緯から、伊丹監督は創価学会付ヤクザが殺した説もいまだに消えません。創価学会自体がまともな宗教法人ではありませんから。詳しくはコチラへ。

特に伊丹監督を襲撃した後藤組は山口組の中で宗教法人からの集金を仕事としていました。その大口宗教法人が創価学会です。当ブログ前原外相辞任の本当の理由(改定版)に出てきた篠原寿は後藤組でした。篠原も創価学会に集金にいっています。

余談ですが、浜崎あゆみ、EXILEなどが所属するエイベックス自体が暴力団のフロント企業であるともいわれています。エイベックスの松浦勝人社長と遠藤日出樹社長室長が暴力団=山口組の後藤組(現在、後藤組は山口組から脱退している)と深い関係にあり、総会屋を監禁脅迫、利益供与を行った罪が問われ問題となっています。この関係から篠原寿はエイベックスとも関係があり、役員であるという噂もあります。このあたりの話はまたいつか…

正義は守られねばなりません。暴力団は消滅させねばなりません。しかしこの「暴排条例」という地方条例がその特効薬になるかどうかはまったく疑わしいと思います。

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